転職あるある相談
年収って、どのくらいが妥当なの?
皆さんこんにちは!協力隊転職ナビの三戸です。
「転職すればもっと良い年収になるのかな?」
「私の経験や年齢からすると、どのくらい貰えるのが妥当なんだろう?」
仕事を考える際には、大体の方が通る道ではないでしょうか?
本日は、転職においてなかなか避けられない「年収」に関するお話です。
▼年収を決める要素
結論からお伝えすると、転職で年収を決める要素はおおよそ以下になります。
年収=業界×職種×会社の規模×会社の成長ステージ×あなたの年齢×前職の年収×会社の場所×役職
この条件の中で、同業界、同業種への転職の場合は、これまでの経験がストレートに活きやすい(または評価されやすい)ため、前職の年収よりも上がる可能性があります。
一方で、未経験業界や未経験職種への転職では、何かの理由によって高く評価されない限りは、年収が下がってしまうこともあります。
▼おおよその年収のレンジ
お伝えしたとおり、年収は業界や職種・会社の規模など様々な要素に影響されますが、30歳前後での中小企業への転職における非常にざっくりとした年収イメージをお伝えすると以下の様な感じになります。
未経験転職の年収 300~350万円台~
経験者の年収 400~450万円台~
役職者の年収 550~600万円~
※大企業や大手の場合は+100~200万円となるイメージです
▼年収を上げたい場合
もしあなたが年収を上げたい場合は、上記の計算式の中でどこかしらの値を変えていく必要があります。
例)
①同じ業界や職種でもより規模の大きな会社を選び、さらに都会に行くことが出来れば年収を上げられる可能性がある
②未経験の業界や職種に行くと年収は下がりやすいので会社が成長ステージにありとても伸びている所へ行くことでカバーする
③小さな会社でも早期に役職に就くことを目指し年収を上げる
逆に言えば、計算式の値のどこにも工夫が出来ない場合は、会社員としては年収を上げることは難しいと思います。
▼スキルや経験を買いにいく、という考え方もあり
計算式の値のどこにも工夫が出来ない場合は、年収を上げることを諦めるしかないとお伝えしました。
ですが、その場合は少し長期的な視野に切り替えていただき、多少思い通りの年収が得られないとしても、業界や職種でのスキルや経験を買いに行くという考え方で、数年間その業界で頑張ってみるのはいかがでしょうか?
どの業界でも3~5年程度勤めると同業界や同業種ではかなり評価されやすくなりますので、将来的に市場価値が上がった頃に転職に再挑戦しても良いかもしれません。
(とは言え、一部の仕事を除いて年齢が高くなりすぎるとその分転職で不利になるため注意が必要です)
▼面接時にいくら位の年収なら希望しても良いの?
ここまで様々な観点から年収についてお伝えしましたが、他にも気になるのは、「面接や応募時の希望年収はいくら位で提示すれば良いの?」という事だと思います。
これに対する回答は、
”現職の年収(現役協力隊の方は前職時の年収)プラス30万円前後までの金額で提示するのが無難。ただし、応募する会社の自社相場金額と乖離がないことが前提。”
というのが一般的だと言われています。
その会社の求人情報などに「30歳時の年収例500万円」、などと出ている場合は、それがその会社の自社相場金額だと受け取れますので、近い金額を提示する事は問題ありません。
ただし、未経験者の場合はより低い年収を提示される可能性も高いです。
また、特に根拠なく自分自身の都合だけで今の年収のプラス100万円を提示するなどというのは、強欲な印象を与えかねないため得策ではないでしょう。
▼本当に必要な金額を考えてみる
「お金はあればあるだけ良い」それはもうその通りだと思います。
ですが、漠然とただあればあるだけ良いと考えるのではなく、あなたの幸せのためにはどのくらいの金額を稼がなければいけないのか、そのことを丁寧に考えてみることも大切だと思います。
①家族や将来の夢のためには〇〇円が必要だということを考える。
②それを稼ぐためには他の何を犠牲にしなければならないかを考える。
③それぞれを天秤にかけて良く検討する。
このようなイメージで振り返ってみると、意外にも必要な金額は高くない場合があるかもしれません、
その場合は年収よりもあなたがよりやりがいと感じる仕事を選ぶことで、人生の満足度は上げられるのではないでしょうか?
▼おわりに
協力隊では、きっと皆さんが、お金だけではない幸せや大切な価値観を体験されてきた事だと思います。
また、人の幸せを左右するのは人間関係や自己決定にあるという研究結果もあります。
年収はとても大切なことではありますが、あなたの幸せを総合的に考えてみることが満足度の高いキャリア選択になると思います。
協力隊転職ナビでは、ご自身が大切にしている価値観を再発見する自己分析のサポートも無料で行っていますので、少しでもお悩みの方はお気軽にご相談ください。